東洋の計算機、そろばんの使い方メモです。
そろばんの外観
そろばんは縦長の木枠に数珠玉のようなものが縦に5つ並べられ 指で弾けるような構造になっている。 木枠には・マークがそれぞれ記されており、桁数を示している。 冗談には5以上の数字を扱っていることを示す部分となっている。
そろばん本体の長さもさまざまで、短いモデルになれば 扱える桁数も減ってくる。一方、長いそろばんを入手すれば 多くの桁数を扱った計算が可能になる。
写真で掲載しているそろばん、長い方は専門店で購入した品となる。(昭和27年、1951年のモデル) 一方、短い方は百均で購入した安価なモデルとなる。 基本構造は今も昔も変わっていない成熟した形であろう。
計算の準備
計算を始めるにはまず、平らな面にそろばんを設置しよう。 次に一番上の球を指で全て弾き上げる。 これで数字はすべて0になり計算のスタンバイ状態になったことになる。
そろばんの操作時の注意点
これからそろばんを用いて計算することになるが、注意点がある。そろばんの球を弾く際に、 球を上に上げる、加算する場合は親指で弾く、逆に球を下す、減算する場合は人差し指で操作すること。 そろばんを操作する上で必須事項となるので心がけておくこと。
そろばんの見方
計算をする上でそろばんの球の位置を判読して計算結果を出す仕組みとなっている。 なので、瞬時に球の位置を見て計算結果は…〇〇と見出さなければならない。
そろばん本体を見て、一番下の部分から1、2、3、4と加算していく。 だが、そろばんは見ての通り、10まで球があるわけではない。 5までしか物理的に表すことができない。 なので、5が来たら一番上の球を弾いて、1〜4の球はリセットする。 上の球が入っていたら現在の数字は5以上になっていることがわかる仕組みだ。
で、5以上の数字を表す場合は、5の球を入れた状態でまた最下部から数字を加算していく仕組みとなるのだ。
さらに、10といった感じに2桁になってきたらまた1桁目はリセットし、左側の球を扱って同じように加算させていく。
あとはずっと繰り返すだけ。
そろばんを使う理由
日本の古き時代ではそろばんを用いて計算するのが日常だった。戦前、戦後に至るまで。その後電卓というデバイスが誕生し、商売人もそちらを用いるようになったが、年配の方などは今でも愛用し続けているという。
そろばんを使うメリット
- 電卓よりも指で弾くほうが早い(電卓の2分の1のスピードで算出できる)
- 停電しても使える。
そろばんを用いるキャラ
今ではそろばんを使う人も周りにいないだろうが、アニメなどではたまに登場することもある。スタジオジブリの天空の城ラピュタのドーラが飛空艇で航行計算する際にそろばんを弾いているシーンはお馴染みではないだろうか。「東洋の計算機」
また、世界樹の迷宮の登場キャラでネイピアというキャラもいたと思う。商売人の立ち絵でそろばんを片手に持っているやつだ。まぁそれらのキャラになりきったつもりでそろばんを常用してみるのも悪くないんじゃないだろうか。