人生で一人暮らしというライフスタイルを選ぶとおのずと出てくるシーン「ホームシック」は誰しもが一度は経験したことのある心理状況のひとつです。
新たに一人暮らしを始めた人や、すでに一人暮らしをしている人でも実家帰省を終えた後などに起こりやすいもの。
今回はそれらについてまとめていきます。
ホームシックとは
ホームシック…名前の通り、一人暮らしを始める前の環境に戻りたいと恋しがれる心理状況。プラスというよりはマイナスの心理状況で、一種のうつ状態のことだ。老若男女関係なく誰もが経験するもの。
実家や以前の環境でさんざん楽しく、楽に暮らしてきた環境から一変。誰もいない真っ暗な部屋にたった1日で環境変化することから、心理的にダメージを受けてしまうものです。
「ご飯を作らなくても家族が勝手に作ってくれる」、「洗濯も勝手にやってくれる」、「部屋の電気は勝手に誰かがつけている」…楽できる環境に入り浸っていた状態から、急に自分一人ですべてこなさなければならない環境に急変するため、状況変化、ギャップから体が対応しきれず、ホームシックに陥るわけです。
陥りやすい要素
以下要素はホームシックに陥る際の拍車をかける要素。
- 夕日
- 夕方
- 無人の家
- 薄暗い
- もうすぐ夜が来る
- 部屋が寒い
- 無音
- 夕方の時報(夕焼け小焼けとか)
- 持ち帰ってきたお土産が目に映る
- 実家の両親が畳んでくれた衣類
実家帰省していない人からすればばかばかしいものではあるが、 当事者としてはちょっとした要素で結構ダメージを受けている。
悪影響
心理的にダメージを受けやすい人は特に以下項目に注意が必要。
- 昨日に戻りたい心境
- 実家にまた戻りたい
- 日常生活に支障をきたす
- 仕事、学業に支障をきたす
大概の人はさみしい思いをしながらも、忙しい日常生活に追われることで徐々に心理的な回復を見せてきますが、するずるひこずってしまうようではまずいです。対策をとって生活に影響が出ないようにしないといけません。
対策法
「ほんの数時間前まで」…「昨日のあの時間は家族と飯を食ってた…」等々 あらゆることが走馬灯のように脳内を駆け巡るもの。 だが、現実は現実。時間は進み続けている。このままずるずるしていても先には進めない。明日からまた始まる日常生活に備えて、以下の対策をとってみましょう。
- とにかく晩御飯を作る
- 荷ほどき、片付けする
- 帰省時に着てきた衣類をさっさと洗濯する
- 実家帰省でかかった費用をまとめる
- 明日からのやることリストをまとめる
- 落ち着いたら実家に帰宅連絡を入れてみる
- 実家にホームシックの心境を共有してみる
- 暗いBGMなどは聞かない。明るい曲を流す
- YouTubeで面白い動画などを見る
- ゲームのデイリーをクリアする
まとめ
自分自身だけがホームシックに陥っていると思い込みがちだが、自身を迎え入れた家族なども同じく軽いホームシックに陥っている事が多い。みな同じ思いをしているというわけ。
帰省を終えた後もやることも多いはずだから、できることから着手して、その日は早寝して明日に備えたほうがよいでしょう。