実家の書斎に設置されていたナショナル製(現Panasonic)の内線電話親機です。
スペック
項目 | 詳細/スペック |
メーカー | 松下通信工業株式会社 |
電源 | AC???V ???w |
機能 | 内線電話呼び出し(8プリセットまで) 内線電話受け付け |
入力端子 | メタル電話線16本 |
この本体のストーリー
祖父の書斎机の隅にて設置されていた。建物自体は職場事務所も兼ねていることから館内内線電話が整備されている。 現環境では新しい機種の内線電話が使われているが、書斎は人の出入りもなく、物置状態になっており、新型機種に取り替えられることなく放置されていたようだ。
今は内線電話の回線網が光回線など新しいものに取って代わられているので、このナショナルの内線電話で受話器をあげてもプッシュボタンを押しても応答はしない。配線ユニットなどもそのまま放置されているため、ある程度の回線は館内に残されていることが推測されるが、どこかで切断されてしまっているかは不明なところ。
外見を見てみよう
本体上面
受話器本体とプッシュボタンが確認できる。全体的なフォルムは昔の黒電話のような形。プッシュボタンは内線電話として扱うことを想定したプリセット式の1〜8までセットできるボタンになっている。ボタンの配置もダイヤル式電話機を彷彿とさせるデザインになっている。ボタンの中央部にはかけ先の名前を鉛筆などで直接記入できるように台紙が差し込まれている。そしてその下部にはナショナルロゴが。
本体下部
本体をひっくり返してみるとこんな感じ。 着信時のベル音を鳴らすためのスピーカー穴と本体仕様書がシールで貼り付けられている。そのほかゴム足や別売りのスタンドを取り付けるであろう溝?ひっかけみたいなものが。そしてmadeinJAPANの文字が。
本体を分解してみよう
本体分解
本体は下部のネジ2個を外すだけで簡単にカバーを外すことができる。 中は単純な基盤と受話器のバネ、プッシュボタンにつながるカラーコードがある。今の時代のようにプリント基盤などなく、コンデンサーを指で摘んで取り付けたかのような簡単なつくりであることが見受けられる。
配電ボックス分解
電話機の裏にある謎のプラスチックの箱。これも電話機とセット品らしい。ネジを回して開けてみると中はこんな感じになっていた。 いわゆるメタル配線というものだろうか。 蓋裏には番号と組み合わされる数字が記されており、どこに接続されているかわかるらしいが・・ 計16本の配線で構成され、1〜8番ポートは各個室の子機接続端子であることがわかる。9番、10番ポートは+-表記、つまりAC電源がここから供給されていることになる。(感電注意!) 残る11〜16番ポートはL1〜L6と表記されているが、これがなんの制御線かは不明。着信ベルを鳴らす際の信号回路などだろうか。(元ナショナルでわかる人いたら教えてください)