書籍

魔法使いのくりもとちゃん03

子供たちの理想郷と崩壊する村

魔女くりもとと相棒ドリルが、行方不明の子供たちの噂を追い、異世界と現実を往復する物語。 異世界で子供たちは理想郷を築き、大人の干渉を拒むが、くりもとは粘り強く交渉を続ける。 しかし異世界では時間が早く進み、彼女が戻る度に村は荒廃していく。 最終的に村は廃墟となり、彼女たちは無力感を抱きながら村を去る。

魔法使いのくりもとちゃん01

相互拡張破壊を巡るパンケーキの国々

彼女の名はくりもとちゃん、ハクビシン獣人のドジで間抜けな魔法使い。 そして、もう一人はドリルちゃん、高飛車なツインドリルの少女。 二人は異世界のような広大な世界を旅し続けていました。 今回、二人がたどり着いたのは、核抑止のいざこざで冷戦状態に陥った危険な国。 だが、この国を通過しなければ、次の目的地には到達できない。 やむなく、冷戦の緊張が漂うこの地を渡る決意を固めたくりもとちゃんとドリルちゃん。 しかし、彼らは思わぬトラブルに巻き込まれ、その国の複雑な事情に介入せざるを得なくなってしまうのです。 「構わないでください。私たち、旅人なものですから。先を急がなければならないのです」 そんな風に言いながらも、今日も二人は出会いと別れの物語を紡ぎ続けます。

魔法使いのくりもとちゃん02

二度の訪問と変貌する町

魔女くりもとと相棒ドリルが、同じ町を二度訪れる旅の物語です。 最初の訪問では、理想を掲げて町を統治するお嬢様クララと意気投合し、リゾート地として繁栄していた町を見ますが、 理想と現実の間にあるギャップを感じます。再訪時、町は冷酷な指導者リサによって軍事国家へと変貌。 リサに対抗しながら、くりもととドリルはクララを救出し、リサに失われた希望を取り戻させようと奮闘します。 友情と救済の物語です。